健やかに老いていくためにどうすれば良いだろうか。と考えることがある。

私は30歳になった。

20歳頃に肺結核になったことがあるが、完治後はダンスをやったり病気だったことなんて忘れるくらい元気に過ごした。

最近の大病では29歳のときに親知らずが悪化して口が開かなくなって病院に点滴打ちに1ヶ月間毎日通ったことくらい。

2020年はコロナウイルスが心配で外出しないように基本的に仕事以外は家に引きこもるような生活をしていたら運動不足が深刻化した。
ストレスで食欲は増加するのに運動はしないから、お腹にも背中にも贅肉ぜいにくがたっぷりついて昔のように思い切り踊ったりできる気がしない。。

引きこもった状態で毎日社会のニュースに悲しくなったり、憤ったりしていると気が滅入りそうになる。
自分の精神はもっとタフなものだと思っていたが、情報が自分の中で負の感情を吸収して膨らむ感じがする。怒りも憎悪も、増幅する。

早朝に散歩をすることにした。
早朝であれば人混みを避けられるし、人通りが少ないのでマスクを外して深呼吸ができる。
マスク越しじゃない空気ってこんなにおいしいんだ。なんて思ったりして。

世界的にもコロナウイルスとの戦いはまだまだ続きそうだ。
2〜3年くらい我慢していればなんとかなるのかななんて希望的観測だったけど、日本政府は抑える気もないみたいだし、もっとかかりそうな予感さえする。

いろんな計画が崩れる人もいるだろう。
私もリゾートホテルで派遣社員として働いていたが2021年初めに失業した。
他の道を探す機会かなと思い、興味のあることを調べてみたりした。

私は社会問題に関わることに興味関心がある。
食品ロス、貧困問題、ジェンダー、政治…

また、人に喜んでもらったり、人を元気にすることが好きだ。
ホテルの仕事でも人の非日常を演出したり、顧客のニーズを察知して行動し、喜んでもらえることが嬉しい。

そして母によくお灸をしてあげていた空間が好きだった。
人の痛みをとったり、リラックスしているところを見ると嬉しい。

また、ネットで船上鍼灸師として活躍されている方の発信を見て私も乗りたい!旅をしながら働きたい!と思うようになった。
鍼灸師なら国内の需要もまだ一応ある。そして英語を使って施術ができれば、日本の鍼灸師の免許が海外でも通用するところであれば働ける。
手に職をつけて、経験を積み重ねれば長く働くことができる仕事だ。

ITやWEBの知識目まぐるしい進化のなかで常に最新のものに追いつく努力が必要だ。
なんなら使用する言語ごと乗り換えなければいけないときもあるだろう。
高給取りではあるが、そういうタフな仕事を何歳まで続けることができるだろうか。

そう考えたときに私はその新しいことを学び続ける努力ができるだろうかと考えたときに、違う仕事に就きたいと思った。
学んでいることがちゃんと積み重なり、流行にとらわれなくて済むことがやりたいと思った。

私の「好きなこと」と「できること」を掛け合わせて人を幸せにできないものだろうか。
明確なビジョンはまだしっかり明確になっていないが、日々そんなことを考えている。

治療は人の怪我や病気を治すが、人には治療だけでなく人とのつながりを持った方がいきいきと過ごせる場合がある。
ひとりぼっちになっている人に適したコミュニティや社会的な繋がりの橋渡しができるような社会的処方をする医療人になりたい。

『社会的処方 孤立という病を地域のつながりで治す方法』西智弘 編著|まち座



「社会的処方」について知るきっかけになったのは西智弘さんの本です。

また、その人が社会的弱者であった場合には、その人の助けになるような制度を紹介できるような人でありたい。

私は大学を卒業して社会に出て、うまくいかないこととか多すぎて、つまずいてばかりでした。
いろんな仕事もしてきたし、非正規職のワーキングプアだし。
でも、教育訓練とか労働法とか、いろいろなことを知って現代社会でなんとかサバイブしてこれたんですね。

自分が困難なときに必死で得た知恵とか色々あるんですけど、もっと早い段階で誰かが教えてくれたらよかったのにな〜なんて思うときもあって。
そういう知恵とか、役立つ制度とかを得られるコミュニティ創れたらななんて思っています。

医療人として人を治す・癒すこと
そして心を元気にできる場所、いきいき過ごせる場所
困ったときに相談できる場所

自分が好きなこと、できること、やりたいことを組み合わせて形にできないかなと思っていろいろ模索中です。

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